まちはよみがえる -田舎の再生から日本は復活する!-
著者:船井幸雄 / 発行所:株式会社ビジネス社
2006/02/24 1刷発行
<内容>
経営コンサルタントの著者が、発行当時に”今後日本で大問題となりそうな「地域活性化のポイント」”をまとめた一冊。
<感想>
読書が苦手な私でも、共感できることが数多くあり、苦もなく読み進められました。
第一章でいきなり、”地域に人を呼ぶポイントは「若い女性」と「クチコミ」”というタイトルに目がとまり読み始めました。
市民活動をやっていて、事柄を伝えるだけの広報より、人柄が左右する”クチコミ効果”は的確で無視することができないことを実感していただけに、この章でさらに実感!
クチコミのために、「ニーズのある企画」・「参加者が周りの人にアピールできる企画」を心掛けようっと!!
第二章の実例では、第一章を裏づけされていることを感じました。
実例で紹介されているのは、北は北海道の小樽市と美瑛町から、南の宮崎県綾町までの14市町村。
その中で、駿東郡清水町の柿田川におけるトラスト運動が紹介されており、昨年の夏にグランドワーク三島の研修に参加して柿田川の現地を視察してだけに親近感がわき、運動の起りから現在まで思い起こしました。
第三章での”いま私がとくに気になる二つの市と町へのアドバイス”で、これまたRAKUYUIに馴染みのある熱海市が取り上げられており、「今までは今まで、これからいかにチェンジしていくか」がポイントのように思います。
(チェンジする頭と体を持つのが大変なんですけど・・・)
全般的に、地域の資源を知り、情報を共有し、地元人が愛着を持って他の地域の人と接すること温かみ、現状を省みて新たなものを作り上げるパワーの持続がポイントと感じました。
言葉で表すのは簡単ですが、思っているのと動いてみるのは大きな違い。
時間はかかりますが、RAKUYUIも地域の資源発掘に力を入れて生きたいと思います。